加速度計レンジと感度
感度とフルスケールレンジの仕様から加速度計出力電圧、ADC分解能、LSBあたりのmgを計算します。
公式
V_out = V_ref/2 ± (S × a)
仕組み
加速度計は加速度を電気信号に変換します。アナログ MEMS 加速度計 (ADXL335 など) は、加速度に比例した電圧 (V_out = V_ref/2 + S × a) を出力します。ここで S は感度 (mV/g)、a は加速度 (g)、V_ref/2 はゼロ g 出力 (ミッドレール) です。感度Sはデータシートに記載されており、フルスケールの範囲によって異なります。範囲が広いほど感度は低くなります(gあたりのmVは少なくなります)。デジタル加速度計 (MPU-6050、LIS3DH など) は、設定可能なスケールファクターでデジタルカウントを出力します。mg/LSB単位の分解能は、ADCのビット深度と電源電圧によって異なります。NビットADCとV_CC電源の場合、LSBあたりの電圧はV_cc/2^n、LSBあたりの加速度は (V_cc/2^N × 1000) /S mgです。たとえば、S = 300 mV/g、12 ビット ADC、3.3 V 電源の ADXL335 は、3300/4096 = 0.806 mV/LSB、つまり 0.806/300 = 2.7 mg/LSB になります。帯域幅は出力ピンのRCフィルタによって設定されます。10μFのコンデンサは耐震用途で約0.5Hzの帯域幅を提供し、0.1μFのコンデンサは約50Hzの帯域幅を振動測定に使用します。
計算例
実践的なヒント
- ✓PCBを測定された構造にしっかりと取り付けた状態で加速度計を取り付けます。PCB自体の機械的共振は、共振周波数での加速度信号として現れます。
- ✓傾き検知には1〜10 Hzの帯域幅(大きなフィルターキャップ)を使用し、振動監視には100 Hz〜1 kHzの帯域幅を使用し、衝撃検出にはフィルターなしで最大帯域幅を使用します。
- ✓出力を±1 g(水平反転)で測定してキャリブレーションを行い、実際の感度とゼロgオフセットを決定します。どちらも公称仕様から±10〜15%の変動があります。
よくある間違い
- ✗間違った電源電圧による感度仕様の使用 — ADXL335の感度は、V_ccに応じて270~330mV/gの範囲で変化するため、必ず使用する電源電圧に対応する感度を使用してください。
- ✗±gフルスケール範囲とピーク・ツー・ピークを混同すると、±3gということは、センサーが+3gと−3gで飽和し、6gのピーク・トゥ・ピークとなり、フルスケールの電圧振幅は2×S × FS_Rangeになります。
- ✗出力フィルタ帯域幅を無視して、フィルタコンデンサを切り離したままにしておくと、帯域幅が最大になり(ADXL335では約1.6 kHz)、ノイズが高くなるため、アプリケーションの帯域幅に合わせて推奨コンデンサを追加してください。
よくある質問
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